目標を達成する方法 ~ 強制的に目標を達成する裏技

コミットメント + 一貫性の原理 = 目標達成
人には自分の意思で決めたことに一貫性を持たせようと無意識に働く心理があります。
この人間心理の基本原理ことを「一貫性の原理(法則)」といいます。
このような心理が無意識に働く主な理由は2つあります。
1つ目は、人は本能的に信用を失う恐怖心を持っていることです。
自分で決めたことを軽々しく変えてしまうと、優柔不断で意志が弱いと見なされますし、そもそも誰も信用してくれなくなります。
あなたも約束を破ったり、ころころと意見を変えるような人とは付き合いたくないですよね?
信用を失ってしまうと、社会という集団の中では生き辛くなってしまいます。
だから自分の意思で決めたことを貫き通そうとする心理が無意識に働くのです。
2つ目は、人には他人から評価されたいという心的欲求(承認要求)があることです。
人間の3大欲である「食欲」「性欲」「睡眠欲」に「承認欲」を合わせて4大欲と言われるほど、人間は他人から認められることを本能的に欲してます。
ですから嘘をつく、相手を裏切るといったことがないように、無意識に自分の言動や行動に一貫性を持たせようとするのです。
2つの理由を読めば、強制的に目標を達成する方法が分かったかもしれません。
そうです。「目標を必ず達成すると他人に宣言すればいい」んです。
人は本能的に信用を失いたくない、評価されたいと思っています。
つまり、他人に宣言すれば一貫性の原理が強く働き、無意識に目標達成のために努力をするようになるということです。
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自分の目標を他人に宣言することを「コミットメント」といいます。
心理学的にコミットメントすることによって目標が達成しやすくなることは分かっています。
世界で活躍する多くのアスリートもマスコミの前で公言していますよね。
ビッグマウスと言われても公言するのは、コミットメントすることによって自分の無意識(潜在意識)を働かせるためだったのです。
人間というのは弱い生き物です。
いくら自分の意思で目標を決めても辛くなると簡単に諦めてしまいます。
例えば「禁煙」や「ダイエット」はその最たる例です。
自分の意思で決めたことなのに、多くの人が挫折してしまいます。
だからこそ多くの人にコミットメントして目標を達成しなければいけない状況に自分を追い込み、無意識(潜在意識)を働かせることが目標達成には必須なのです。
日本には世間体や他人の視線を気にする恥の文化があります。
ですから「日本人には最善の目標達成術」と言えるものです。
宣言(コミットメント)してしまうと達成できないと恥ずかしい。
だからやるしかない。
あなたも目標を達成するために、友達や同僚にコミットメントしてみてはどうですか?
ありがとうございました。